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AI導入デモの準備|設計事務所の確認項目

· 編集:KMC株式会社

設計事務所がAI導入デモで確認すべき資料、検証課題、採点表を解説。図面と過去成果物を使い、実務適合性を判断する手順です。

AI導入デモは自社の一工程を再現して評価する

製品側が用意した見栄えの良いサンプルを見るだけでは、自社の図面、内訳、確認手順に合うか分かりません。デモでは「平面図から室別の数量候補を整理し、指定のExcelへ出す」のように、入力と合格条件を一つに絞ります。機能の多さより、原資料へ戻って誤りを直せるか、担当者が運用できるかを見ます。

デモ課題票を事前に送る

項目記入例
対象業務概算前の数量整理
現在の入力平面図PDF、仕上表、建具表
現在の出力室別数量表と社内見積Excel
困りごと拾いと転記が別作業、確認箇所が残らない
デモ課題指定3室の床・壁・建具候補を整理
正解資料担当者確認済み数量表
合格条件根拠箇所、修正、Excel出力を確認できる
対象外法適合、確定価格、設計案の自動確定

課題を事前共有すると、当日を会社紹介だけで終わらせず、必要な担当者と資料をそろえられます。

用意する5種類の資料

  1. 入力図面:実際に扱う形式と同程度の複雑さを選びます。
  2. 正解成果物:経験者が確認済みの数量表や見積を用意します。
  3. 社内書式:列名、工種、端数、注記などのルールが分かるものです。
  4. 修正例:過去に差し戻した箇所を一件用意します。
  5. 運用図:入力、確認、承認、顧客送付を誰が担うか示します。

機密資料を使う前に、提供方法、保存、削除、利用権限を確認します。初回は匿名化した過去案件や検証用資料で試し、氏名、住所、表題欄、ファイル名、PDFプロパティも確認します。

当日の進行を60分で組む

時間内容確認すること
0から10分業務と合格条件を共有対象外も合意できたか
10から25分資料を入力対応形式、前処理、待ち時間
25から40分結果を確認根拠、抜け、誤読
40から50分修正を指示誰がどの粒度で直せるか
50から60分出力と運用確認書式、保存、権限、次の検証

操作する人は製品担当だけでなく、可能なら自社担当者も試します。うまくいかなかった入力を差し替えて成功例だけを見るのではなく、失敗理由と必要な前処理を記録します。

5段階で採点する

評価軸1点3点5点
入力適合形式非対応変換が必要通常資料をそのまま使える
正確さ主要項目に誤り修正すれば利用可正解資料と概ね一致
根拠確認追跡できない一部確認可図面箇所へ戻れる
修正性再作成が必要担当者支援が必要自社担当が修正可
出力適合転記が必要整形で利用可社内書式へ接続可
運用安全条件不明個別確認が必要権限・保存手順が明確

点数だけでなく、誤りの種類と発生条件を書きます。たとえば総数が合っていても部屋別の対応がずれていれば、実務では再確認が必要です。

費用対効果はデモ後の小規模試行で測る

デモ一回の所要時間から削減率を作らず、同種案件を数件試します。測るのは入力準備、処理待ち、修正、承認までの総時間です。従来手順と比べ、作業時間、確認時間、差し戻し、訂正件数を記録します。担当者が変わった場合も再現できるかを見ます。

判断条件
導入候補品質を保ち、総時間か手戻りが改善
追加検証特定形式だけ不明、改善条件が明確
見送り確認負担が増え、根拠追跡が困難

PattoAIのデモで確認すること

PattoAIの公開機能は、建設会社向けの図面読取、数量積算、実行予算書、見積書作成支援です。デモでは図面の種類、対象工種、社内書式、正解成果物を提示し、読み取り箇所、数量、内訳、Excel出力、修正方法を確認します。一般設計全般のプラン生成、法適合、確定価格の確認とは分けます。

PattoAIの活用相談では、資料を送る前に課題票を共有し、対応範囲と安全な受渡し方法を相談してください。

よくある質問

実案件を最初から使うべきですか

機密条件と提供方法を確認するまでは、匿名化した過去案件か検証用資料が適します。ただし簡単すぎるサンプルでは判断できないため、通常業務と同程度の図面構成を選びます。

デモが成功したら導入判断できますか

デモは候補選定です。次に数件の小規模試行で、入力準備から承認までの時間、誤り、修正性、担当者間の再現性を測って判断します。

参考資料

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失敗した出力を検証資産にする

デモで誤読した図面、抜けた数量、崩れたExcelは削除せず、機密性を確認したうえで原因と一緒に検証セットへ残します。成功例だけでは、製品更新や設定変更後に品質が下がっても気づけません。

失敗記録内容
入力条件図面形式、解像度、ページ、版
期待結果担当者確認済みの値
実際結果抜け、重複、分類違い
原因候補表記、図面品質、対象外機能
回避策前処理、指示、担当者確認
再試験実施日、製品版、結果

導入後も四半期や大きな更新時に同じセットで再試験します。精度を抽象的な印象で語らず、誤りの種類が実務上許容できるかで判断します。

ベンダーへ確認する質問

対応するファイル形式と上限、図面の前処理、結果の根拠表示、修正履歴、出力形式、会社別設定、障害時の連絡、データ保存と削除、利用者権限、契約終了時のデータ返却を質問します。回答は口頭で終えず、契約や運用資料のどこに記載されるか確認します。

費用はライセンスだけでなく、初期設定、データ整備、社内確認、教育、運用管理を含めます。担当者が毎回大きく直すなら、処理時間が短くても総工数は減りません。

デモ終了後の記録様式

当日中に、達成できた課題、達成できなかった課題、追加確認、提供を求められた資料、次回の判断日を一枚にします。製品担当の説明と自社で実際に確認できた結果を分けます。「対応可能」と聞いた機能でも、その場で試していなければ未検証と記録します。

記録欄書き方
確認済み自社のPDFを読み込み、指定3室を表示できた
未達社内Excelの列順への出力は未確認
誤り建具1件を別室へ分類
追加質問複数版図面の差し替え方法
次回判断修正版を過去案件2件で再試験後に判断

複数製品を比較するときは同じ課題票と正解資料を使います。製品ごとに違うサンプルでは、得意な条件の差なのか製品の差なのか判断できません。採点者もそろえ、意見が割れた項目は業務責任者が理由を確認します。

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